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2020 Barcelona Ⅰ 食レポ ILYA 20

朝晩めっきりと肌寒く感じれ
空高くかかる白雲にも
秋の風情が感じられるようになってまいりました。
夏の疲れが秋に出ると申しますが
皆様方お変わりございませんでしょうか。

秋の訪れとともに食欲の秋ですよね。

以前神戸、東京とお勧めスパニッシュレストランを
ご紹介させて頂きましたが
最近の本場 スペイン料理のお勧め
レストランをご紹介してみます。
皆様ご存じのスペインバスク地方の
サンセバスチャンでのお勧めレストランは
数年前にご案内しておりますので
今回はバルセロナでのとっておきの
お勧めレストランをご案内してみますね。
今迄にもスペインではバスク地方の
サンセバスチャンで数件美味しいレストランもありましたが
今年の一月新たにびっくりするほど美味しくときめいた
スパニッシュレストランに出あう事が出来ました。
バルセロナで最も予約の取れないレストランと称されている
美食の有名店です。

[Disfrutar]  ディスフルタール  Barcelona   Spain

「ディスフルタール」は、「世界のベストレストラン50」の
ナンバー1の座を過去に何度も獲得したスペインの伝説の最高峰
レストラン「エル・ブジ(El Bulli)」のフェラン・アドリア氏に
従事してエル ブジ黄金期を支えてきた3名のシェフが
腕をふるう共同経営店です。
3名のシェフがオードブル、メイン、デザートと
それぞれが得意分野を担当しています。
客席は40席位に対してシェフ、ホール併せて
約40名のスタッフが創作料理に奮闘されています。
「ディスフルタール」3名のシェフ
2011年に「エル・ブジ」が惜しまれながら閉店すると、
3人はカタルーニャ州の海沿いに位置するカダケスの町に
「コンパルティール(Compartir)」という名前の店をオープンしました。
さらに、この店が評判になると、彼らにとって2軒目となる、
スペイン語で“楽しむ”を意味する「ディスフルタール」をオープン
瞬く間に人気を博した同店は直ちにミシュランの2星も獲得しています。

バルセロナのアシャンプラ地区にある「ディスフルタール」は
地中海を彷彿させる内装とゆったりとした雰囲気が特徴の店です。
エントランスを入り、2つのオープンキッチンの前を通り過ぎると
真っ白なダイニングルームとオープンテラスが目の前に現れます。
アースカラーや明るい色合いのさまざまな形の陶器で溢れた店内は
バルセロナの文化的遺産を讃えると同時
このレストランのアートへの強い拘りを物語っています。
「ディスフルタール」のマルチコースのテイスティングメニュー
料理に科学の要素を取り入れた“モダニスト・キュイジーヌ”である
と同時にひと皿ひと皿にシェフたちの個性が際立っています。
革新的かつ刺激的で、独創性に富んだコース料理の数々は
ゲストの五感を刺激し料理を食べた人々の心に強い印象を与えます。
“ゼラチンで作られた透明なマカロニにトリュフの泡を添え
パルメザンチーズをかけて食べる料理”や
タルトを口に運ぶ際に香りが楽しめるようゲストの手に
ウィスキーを垂らす“ウィスキー・タルト”などが看板メニューとなっています。

『ディスフルタール』では、3人のシェフがそれぞれの才能を
余すことなく披露しており、スペインのダイニングシーンにおける
彼らの存在感は増すばかりです。
創作料理の限界に挑戦する彼らの真摯な姿勢に驚かされました。

2020年1月後半に食した時の写真をご覧ください。

全ての料理が創作料理でオードブル形式の懐石料理っぽく
約30皿以上のティスティングメニューです。
それぞれに驚きと感動をいただきました。
それぞれになんの料理かわからず
ギャルソンの説明と口にして初めて納得出来る
ときめきがありました。


のっけから普通のものは出てきません。


見かけと裏腹な、口の中でのサプライズを狙った料理ばかりです。
サンドイッチではありません。サンドしているものが
サラダのアイスクリームジェラートで食べた時の
口どけの触感が楽しめます。


森の中を連想させるような器の中にオブラート仕様のラビオリです。
中にはバジルや松の実、パルミジャーノ、パンチェッタが入っています。
口の中に入れた瞬間「ジェノベーゼ !」と叫びたくなる味が広がります。
見かけはまるで違うのに、口に入れれば驚くなかれ
あの緑のとても美味なジェノベーゼパスタです。


写真の右側の人がエル ブジ時代の有名なシェフだったそうです。


スペシャリスト3人のシェフです。


透明のペンネパスタとィべリコ豚ですが
透明のペンネですが味はカルボナーラです。


トリュフの香りがするホワイトクリームホイップを
のせました。


最後にパルミジャーノレッジャーノチーズを
トッピングして食しました。


トウモロコシのトリュフスープをわざわざ
トウモロコシの粒に見立てて
ミルフィ―ユの上に飾られています。


綿花の花に見立てた綿菓子です。
摘まんでいただきました。

どのお皿も見ためと大違いで
説明できませんがとにかく美味しいです。

Disfrutar   Restaurant

Carrer de Villarroel,163, 08036 Barcelona Spain
TEL +34 933 48 68 96

定休日 土曜、日曜
Lunch   13:00 – 15:45
Dinner  20:00 – 22:45

今回ご紹介した(ここでしか味わえないもの)
変わった食材とかではなくて
スペインカタルーニャ地方の文化、
気質を食べる といった感じです。
そんな気風というか、スピリッツみたいなものを
美味しい料理を食べて感じられたら
それはやはり最大の旅の醍醐味ではないでしょうか。

スペインのバスク料理は昨今あまりにも
報道されて有名になりました。
但し殆どがバールを紹介されますがバールではなくて
正式なスペイン創作料理をお試しいただきたいと思います。

とにかく見ためも味も驚きと感動の連続でした。

機会があれば本場スペインのバスク料理、カタルーニャ料理を
経験されることをお勧め致します。
私は最近パリで食するより圧倒的に
バスクのサンセバスチャンかバルセロナの食事をお勧めします。

バルセロナでもう一軒お勧めレストランがございます。
ABac Restaurant です。


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