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2022 最近 東京で話題のフレンチ ILYA 10

お洋服のブログが続いたので、今回は
食のブログを 久し振りにお楽しみください。

ここ数年は スペインのコース料理に魅了されて
ヨーロッパを訪れるたびに、スペインの
サンセバスチャン、バルセロナにあししげく
拘ったレストランを経験してきましたが
コロナ禍の影響で 2年間 ヨーロッパに
行くことが出来ていません。

東京の三つ星フレンチは「Quintessence カンテサンス」 
「NARISAWA ナリサワ」等はとても美味しいのですが
人気店は、相変わらず 予約が取りにくいです。
最近の旬で、同じく予約が取りにくい
「L’Effervescence レフェルヴェソンス」に 運よく
知り合いからお願いをして、予約が取れました。

先月やっと訪れる事が出来た、東京の
「L’Effervescence 」レストランの 創作フレンチに
ときめきましたのでご紹介させていただきます。

東京に輝いた 三ツ星の軌跡「L’Effervescence」
オーナーシェフ 生江史伸氏

2020年12月、東京に 新たな三つ星が輝いた
フランス料理の「レフェルヴェソンス」です。

「レフェルヴェソンス」は、2010年、
西麻布の住宅街に開業しました。
打ちっぱなしコンクリートな外観が スタイリッシュ。
フランス語の「L’Effervescence」は、
「泡」「群集」「活気」を意味するらしいです。
空っぽの空間に 人々が押し寄せてくるイメージや、
目に見えない場所から 無数の泡が湧き上がってくる
エネルギーのような様を表しています。

「サステナブルな未来に向けて」
三つ星の快挙に加え、今回新たに導入された
「ミシュラン・グリーンスター」にも選出されました。
生江氏は サステナビリティに 造詣が深く、
あらゆる面から 環境や社会に配慮した取り組みを実践しています。

持続可能性の信念を尋ねると、「コンセプトは多岐にわたり
説明が難しいのですが、すべては“気遣い”につきて
人、環境、食材、自然への気遣い。その根底には愛があります」

「星が輝いた瞬間」
ミシュランガイドインターナショナルダイレクターの
グウェンダル・プレネック氏から 三つ星の報告を受け、
「レフェルヴェソンス」は、「大事なのは、
今まで何をしてきたのではなく、これから何をするか」と
語られています。

「三ツ星への軌跡」
生江史伸氏: 1973年、神奈川県出身。
北海道ウインザー洞爺の「ミッシェル・ブラス トーヤ ジャポン」
で腕を磨き、イギリスの「ザ・ファットダック」でも
スーシェフを務めた経験で実績をあげられました。
2010年に「レフェルヴェソンス」を開業。
2012年版のミシュラン初掲載で一つ星
2015年版で二つ星になり
2021年版で三つ星と昇格されました。

生江史伸氏の経緯ですが、早くして
料理の道を志したわけではありません。
バンドマンだった 慶応義塾大学時代、
ジャーナリストを夢見ながら
飲食店でアルバイトしたのがきっかけらしく
その後、「ミシェル・ブラス」の料理本に
感銘を受けて、フレンチシェフの道に進まれたそうです。
北海道ウインザー洞爺とフランス ライオールの
「ミシェル・ブラス」で研鑽を積み、
自然界の植物を料理に取り入れる感性を磨いたそうです。


L’Effervescenceの 外装

 


待合いラウンジ

 


拘った アぺリティフ  
ハーブ香草をすり鉢で砕いた中に、拘った日本酒を注いで!

 


一献、野菜クリスプのブーケと 豆腐サワークリーム

 



店内の様子   1階と、地下の2層になっています。

 


ナイフはカラーバリエーションの中から お好みセレクトします。

 



自家製キャビアと タラバ蟹のササニシキリゾット

 


日本全国から選りすぐった 敬愛する素晴らしき
野菜職人とのコラボした 野菜の品々

 


アルチザン野菜

 


じゃがいも入りフォカッチャ

 


古代小麦入りパン

 


蕪{かぶ}を 複雑に火を入れて、シンプルに

 



ノドグロ、里芋,生海苔のフュメ ド ポワソン  柚子

 


京都産鴨胸肉を 東京檜原村のミズナラで焼いて
ソースは、ヴァンルージュ チーマディラーバ

 


鴨腿肉と 帆立のラビオリ、「カリフラワー ドイツトウヒ」

 


アルチザンチーズ

 


栗、柿m、米糀 [デザート]

 


無花果の実と葉      洋梨、柚子、琥珀糖、どんぐりのシュー

 


 生姜/レモンダコワーズ    胡桃、苺の求肥    

 


蜜柑/メープル/ショコラ    黒文字の白餡

 


お菓子の盛り合わせ

 


ミント/お薄/World Peace

 

 

「洋の形式に茶懐石の流儀を取り入れた独自の世界観」

料理を通じて大切にしているのは 人と人の繋がり。
「モノにはストーリーと人の存在があります。
料理で例えると、調理した人がいて、食材を育てた人がいる。
優れた食材を料理に変え、生産者の思いをゲストに
届けるのが私たちの役目です」  と 生江氏は語ります。
自ら 訪ね歩いた全国各地の選りすぐった農家、生産者の名を
メニューで紹介しているのもその思いからだそうです。

スタッフのチームワークを大切にしているのもその一つです。
青島壮介支配人を軸とする、朗らかなサービス陣の接客も心地よく
胸元にファースト名札が付いているため、より親近感が湧きます。

コースを一種に限り、一品ごとに
想像力と 創作エネルギーを注ぎ込む。
“日本らしさ”を信条に、国産素材に特化。
茶道の精神を旨に、和の心でもてなす。

まずは「一献」と題したアミューズから。
炊きたてご飯の“煮えばな”を意識したリゾットもその好例。
「定点」と名付けた蕪の一皿は、開業時から供する
スペシャリテとして必ず供される。

食後は薄茶で一服。洋の形式に 茶懐石の流儀を取り入れ、
ダイニング全体で独自の上品な世界観を創り上げています。

とても美味しい創作フレンチで、スタイリッシュでした!

機会があれば、訪れてみてください。

 

基本情報

「L’Effervescence 」 レフェルヴェソンス

定休日  日、月、
火曜日から 土曜日までのオープン   11:30—15:30     17:30—22:30

Menu   Lunch , Dinner  は 同じ 
おまかせコース(約8品)30,800円(税込)のみ    別途 サービス料(10%)

TEL 03-5766-9500
〒106-0031     東京都港区西麻布2丁目26−4
 
 
 
 
 

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